[税理士徒然日記]甲南大学で税理士実務家講演
2008年11月29日
先日の11月25日に、甲南大学で税理士実務家講演を行いました。
税理士業界の現状と、税理士試験制度についてお話をさせていただきました。
受講者の皆様は全員真剣に耳を傾けておられました。
私からすれば1回りちょっとぐらいでしょうか、若い方ばかりでしたが
お互いにこれからの社会を担う方々です。
少しでも有益な情報をご提供できたなら良いなと思っています。
今回講演を聞いてくださった方が将来税理士や会計士になっていただけたら
こんなに嬉しいことはないですね。
・・ちなみに大学構内でのスタッフとの話。
森田 「大学かぁ。活気があっていいね。しかし就職活動中の学生に間違えられへんかな。。」
スタッフ「いや、ありえへんでしょ。(鏡で顔見た方がいいよ)」
自分では大学生当時とそう変わってないつもりなのですが
やはり無理ですか(笑)
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
2008年11月29日|コメント (0)|トラックバック (0)
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自社の状況を分析する①重複・漏れのない分類をする
2008年11月 5日
自社の状況を分析するにあたり、まず行う作業が「分類わけ」です。
そこで気をつけないといけないのが、分類わけをするにあたっては
「重複・漏れのない分類をする」ということです。
(経営コンサルティング会社のマッキンゼーでは重複・漏れのない分類の事を
「MECE(ミッシー)」と呼んでいるそうです。)
たとえばある飲食店で「最近売上が落ちてきている」という場合。
「売上が落ちている」だけでは分析のしようがありませんから、
売上項目をMECEに分類します。
たとえば
- ランチタイムの売上
売上 -|
- ディナータイムの売上
このような形。
そしてランチタイムの売上とディナータイムの売上をさらに
商品別・顧客年齢別などにMECEに分けてどの部分の売上の減少が大きいかを
分析します。
- Aランチセットの売上
- ランチタイムの売上 - |
売上 -| - Bランチセットの売上
- Cディナーコースの売上
- ディナータイムの売上 -|
- Dディナーコースの売上
重複なく・漏れなく細かく分類することで、状況分析の糸口が見えてくる訳ですね。
「MECEではない分類」としては少々極端な例ですが、
例えばアンケートに答える場合に、
「あなたの職業は?いずれかに○をつけてください
①会社員 ②自営業 ③ 専門職 ④パート・アルバイト 」
このような項目があったとします。
私の場合は税理士ですから②の自営業にも該当しますし、④の専門職にも該当しますから
回答するのに困ってしまいます。(重複のある分類)
また公務員の人はどうでしょうか?①~④すべてに該当しない訳ですから、
やはり回答することができません。(漏れのある分類)
このように重複や漏れがあるような分類が「MECEではない分類」になります。
このようなMECEではない分類を行っても、状況をすっきりと分析することはできなくなります。
問題点が生じた時になかなか解決の糸口が見つからない時は
「MECE」により細かく分類わけをすることで状況の分析を行う糸口が
見えてきます。
以上、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
2008年11月 5日|コメント (0)
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